皮脂欠乏症(乾皮症)とはなにか
皮脂欠乏症(乾皮症)とは、皮膚が乾燥してカサカサになった状態のことを指します。
似た症状のアトピー性皮膚炎との違いは、アトピーは皮膚のバリア機能の低下によりアレルゲンが皮膚に侵入し起こるのに対し、皮脂欠乏症は加齢や入浴時の洗いすぎ、保湿不足による乾燥肌が原因となるという点にあります。
皮脂欠乏症(乾皮症)の症状とその特徴
症状としては、皮膚が乾燥してカサカサになり、時にかゆみを伴うこともあります。すねや腰に症状が強いことが多いですが、洗顔や手洗い、シャンプーのし過ぎによって、顔、手、頭皮に症状が出ることもあります。
皮脂欠乏症(乾皮症)の治療と注意点
重要なのは、まずしっかり保湿剤を塗布し、乾燥した皮膚にうるおいを与えることです。かゆみが強い場合には、ステロイド外用薬やかゆみ止めの飲み薬を使うこともあります。
また、自宅でも入浴時に身体の洗い方を工夫することが重要です。皮膚を乾燥から守ってくれる皮脂を過剰に洗い流さないよう、例えば石けんの泡で手を使って体を洗うなどが効果的です。その他、部屋の乾燥を防ぐこと、アルコールや香辛料を避けることも重要です。
まとめ
- 皮脂欠乏症(乾皮症)とは皮膚が乾燥して、カサカサになる状態である。
- 治療として保湿や洗い方など、普段の生活での工夫が重要となる。
参考文献
なし